『人ヒナタ』
人は変われるというメッセージを示した前作「私は私をあとにして」
デビュー当時からアレンジャーを務めた吉俣良さんから離れ、
彼女自身もまだまだ目指すべき自分へと向かっている途中であると思います
そして今作「ひとヒナタ」ではその過程を見せるかのように、
人と人との繋がりを大切にすること、彼女の想いがひしひしと伝わってきます
前述の通り、このアルバムでは人の体温のような温もり、
出逢った人々への感謝の気持ちで溢れており、
「誕生日」「こと」「my present」はまさにそんな誰もが抱く"優しい想い"を
繊細に表しています(人に伝えたいこと程言葉に表現するのは難しいですよね)
背中を押してくれるような力強い意志を感じる「モウイチド」「雨が空から離れたら」
ゆったりとした癒しに包まれる「夏の気まぐれ」「時の列車」「やっぱり」
アルバム曲である「青雲」「青春たちの声がする」にも抜かりはない
そして人との恒久の関わりを歌った名曲「春隣」…
全ては感動さえ覚えるラスト「my present」に繋がります
人から感じる、眩しいくらいに真っ直ぐなヒナタ…
素晴らしい、という言葉だけでは足りないくらいです